この木なんの木きになる木

ごそごそと開拓ごっこ

ヨセミテ 1日目

サンフランシスコ空港で夜中の3時くらいまで待機。

そろそろアムトラックの接続バスが出ているターミナルまでタクシーで移動しよう。

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空港を出てすぐのタクシー乗り場。

寝ている運ちゃんをノックして起こして、乗せてもらった。

サンフランシスコの街中まで約30分の道中、運ちゃんが色々話しかけてくれたけど全然わからないので「ヨセミテに行くんです。」と言うと、グッドグッド言っていた。

この運ちゃんに限らず、アメリカの人はおしゃべりが大好きだ。旅の最中、本当に色んな人が声を掛けてくれたが、英語力不足で思うように交流できなかったのが悔しい。


ターミナルには明け方4時ごろ到着した。まだ真っ暗で肌寒く、バスの来る時間まで建物の中で待たせてもらった。
テレビではニューヨークの爆破事件のニュースが流れていた。

サンフランシスコは大丈夫かな?と少し怖かったが、やっぱりおしゃべり好きなおっちゃんが、「そんな荷物を背負ってどこへ行くんだ?」とか「トイレに行くから俺の荷物見といてくれ」とか話しかけてくれたので気が紛れた。

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時間になると大きなバスが来たので鉄道に乗るためにストックトンへと向かう。

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途中、アメリカに来て初めての朝日を拝む。

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時差のせいで久しぶりに太陽を見た気がする。ありがたやーありがたやー。

 

ストックトン駅に着いたら鉄道に乗り換え。二階建ての列車が来た。でかい!かっこいい!

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アムトラックの列車の中はWiFiが飛んでて、席にはコンセントも用意されており、快適だ。
バカでかい畑や、なーんもない原っぱといったアメリカらしい景色が新鮮で、列車の中は退屈しなかった。

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マーセドという街でまたバスに乗り込む。これが最後の乗り換えで、次に降りた時がようやくヨセミテだ。
もうお昼になってしまったが、キャンプ4の近くで降ろしてもらって、さっそくコロンビアボルダーを見にいった。

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これがミッドナイトライトニング!

マントルで落ちると、ランディングが岩盤になっているので、持ってきたクラッシュパッド一枚だけではケガをするかもしれない…

登るなら、誰かがトライしている時に混ぜてもらうしかなさそうだ。。

 

それより今夜のお宿を確保せねば!!

 

もうお昼なので、キャンプ4はフルになってたけど、ダメ元でレンジャーに聞いてみた。

僕の下手くそな英語に終始苦笑いだったが、空いてるキャンプサイトにテントを張らせてもらえることになった。

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キャンプ4は1泊6$。5泊なので合計30$。空港のシャワーに比べるとなんて安いんだ。

 

さて、寝れる場所が出来ればひと安心。早速キャンプ4のボルダーを楽しむことにした。

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巨大なワインボルダーのドミネイター(V12)なんかを見たりしながらふと気がつく。

めちゃくちゃ暑い!

 

でも登らずにはいられないので、ワインボルダーのすぐ目の前にあるコカインコーナー(V5)をトライしてみる。

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綺麗なカンテ課題だが、さすが花崗岩なだけあってシブい。足が悪い。
ひとまず置いといて、スラブ面を登るイニシャルフリクション(V1)に狙いを変更してみる。

こちらもグレードとは裏腹に、高さもあって全然油断できない。

初日にケガはしたくないので、慎重にトライを重ねていると人が来て、どうやら日本人の御一行のようだ。

話してみると関東から来られた4人組で、ハウスキーピングに泊まっているとのこと。

キャンプ4はシャワーがないので使いに来ていいよと、とてもありがたい言葉をくれた。

 

4人はキャンプ4の課題を見に来ていた様子で別の岩を見に行ったので、僕はトライしていた2つの課題をがっつり打ち込んでなんとか完登した。

ヨセミテのボルダーには、高さによる恐怖感やランディングの悪さがグレードに反映されてない印象を受けた。

それでもグレードなんて関係なく、カッコいい岩はカッコいい。

ひと目見て登りたいと思える岩を初日から登れて充実感を味わっているとお腹が減ってきたので、フードコートに行ってアメリカらしくバーガーを食べた。

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キャンプ4から歩いてすぐなので、非常に助かる。

 

今後、関東から来た皆さんにはとてもお世話になるが、この日はご飯を食べたらどっと眠気がきたので、ハウスキーピングには行かなかった。

まだ夜の8時ぐらいだったが、満天の星空を楽しんでからテントに入ったら、あっという間に寝てしまい長〜い1日目が終わった。

 

つづく