この木なんの木きになる木

ごそごそと開拓ごっこ

ヨセミテ 3日目

今日はきっちり7時前に目覚めてミッドナイトへ行くと、ギリさん達はもう着いていた。
急いでフードコートへ朝ごはんを食べに行って、ワクワクしながらキャンプ4に戻ってセッション。


しかし高いモチベとは対照的に、気温がいまいち下がっていない。。

1トライすると指がすぐにあったまって手汗がにじむ…

また、昨日暑い中行動したせいか、体も重い。


結局ギリさん達が帰る時間までトライを続けたが、右手がライトニングホールドを捉えきることはなかった。

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止まってくれない右手…


今日で帰ることになっているギリさん達と、日本での再会を約束して握手を交わし、別れる。
さて、ひとりで何をしようかと考え向かったのはキングコブラ(V8)。

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トポにおすすめ星が4つも付いてるだけあって、とんでもなくそそられる見た目だ。

幸い気温は高いながらも日陰になっているので、そのままトライ開始。

最初はスタートからの数手に苦戦したが、岩に残っているチョークやソールの跡を頼りになんとかコーナーに入るまでは辿りついた。

しかし、そのあとがどうにも解決しない。

閉塞感のある個性的なムーブと高さが恐怖心をあおるので、なかなか新しい動きを試すことも出来ないでいた。

そうこうしていると、いよいよ気温も上がり、肩もミシミシいってるので一旦撤退することにした。
フードコートで肉の塊を喰ってキャンプ4に戻り、夕方に備えて木陰にクラッシュパッドを広げて昼寝。巨木の間を吹き抜ける風がとても心地よく、ぜいたくだなぁと感じる時間だった。

 

エルキャピタンに太陽が隠れる寸前の日差しで目を覚ました。日陰なら風が吹けば肌寒いくらい涼しくなったので、再び活動することにした。

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キャンプ4でかずはさんやゆうさんが登っていた岩のスラブを登り、軽くおしゃべりした後キングコブラへ。

新たな一歩(&一手)を踏み出すことは出来たが体が思うように動かず、ムーブが決まっている下部で落ちるようになってしまったので、敗退を選択した。

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夜はピザを食べて、今宵もシャワーを借りに行く。
ハウスキーピングの皆さんの明日の予定を聞いてみたら、キャンディランドという別のエリアに行くので、一緒に行く?とのこと。

そこは車がないので行けないと思っていたエリアなので、大喜びで同行させてもらうことにした。


この日の帰り道は、夜空に雲が少しかかっていて星はあまり見えなかった。

昼寝をしたからか、明日の団体行動にわくわくしているからか、シュラフに入ってもすぐに寝付くことはできなかった。

 

つづく

ヨセミテ 2日目

前日、20時に寝たので案の定4時くらいに目が覚めた。もちろん外は真っ暗。

夜になると空気はまぁまぁ冷えて、体感15度くらいかな?外に出て散歩してみると月明かりがとても明るくて、キャンプ4のすぐ側の巨大な岩壁がぼんやりと照らされていて神秘的だった。


30分くらい歩き回って二度寝したら8時を過ぎており、外はもうすっかり明るくなっていた。寝過ぎた!

もう少し寝れそうだったけど、いかんいかんと思ってテントから這い出し、飲み水もあるトイレで顔を洗って歯を磨く。

するとミッドナイトライトニングをトライしている人が見えたので行ってみると、関西からお越しの日本人がトライしていた。

 

トライしているギリさん、もう登れているトミーさん、女の人2人の4人組のパーティ。

声を掛けていただいたので、一緒にトライさせてもらうことにした。

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自分の人生で、この課題を触れる日が来るなんて思ってもいなかったので、とても感慨深い。

緊張か疲れか暑さのせいか、手汗がすごく気になる状態でトライを始める。

下部のムーブはすぐに解決して、問題はライトニングホールド取りだった。

意外と近い気はするが足は切れるし、左手がすっぽ抜けたり右手が良いところをはずしたりして止まらない。

ギリさんもやっぱり右手が良いところに決まらない様子だ。

何度も飛んでみるが、岩に日が当たり、指皮もヒリヒリし出して止まる気がしなくなってしまった。

途中で東京から来たというお二人も参戦。ミッドナイトは日本人に人気のようだ。

というか、そもそもボルダラーの姿があまりない。やはり暑すぎるからだろうか。


結局この日は敗退。ギリさんと明日の早朝にリベンジしましょうと約束をして別れ、遅い朝食に向かった。

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サンドイッチをモグモグ頬張り外に出ると、とにかく暑い。。とてもじゃないが、狙っている課題を登るような気温ではなかったので、思い切ってレンタル自転車に乗ってヨセミテ公園内を散策してみることにした。

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ブレーキはペダルを逆回転させる、という日本ではあまり見かけない自転車に手こずりながら、涸れたヨセミテフォールやミラーレイク、ハーフドームビレッジ、ハウスキーピングを巡る。
しかし周りはツアー客やファミリーだらけ。景色は確かに綺麗だけども何かが違うことをに気づく。
そして暑い…汗だくだ。お風呂が恋しい。。

 

レストのつもりが、なんだか心身ともに疲れをためてキャンプ4に戻ると、たまたま昨日会った関東からお越しのかずはさんと再会した。

シャワーのお誘いを再度いただいたので、今晩ハウスキーピングへ行くことを決めた。本当にありがたい!!
その前に、昼間の行動で自分には岩を登るしかないと悟ったので目標課題のひとつ、ブルースリー(V8)をトライしてみた。

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が、手汗が本当に止まらなくてろくにムーブも起こせず敗退という結果に終わった。
ヨセミテまで来てやることも絞れない僕は、こんなもんだ。

 

ハウスキーピングではシャワーだけでなくお酒も頂いたりして、人の優しさにしみじみしながらお喋りを楽しんだ。

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頂いた、シエラネバダの美味しいビール。

とにかく、うまかった!

 

また、偉大な岩壁に囲まれて、冷たく澄んだ空気と満天の星空を味わいながら帰るひとりの夜道は、この旅の中で非常に思い出深いものになった。

色んな想いに耽りながら、キャンプ4のテントに戻ってあっという間に熟睡した。

 

つづく

ヨセミテ 1日目

サンフランシスコ空港で夜中の3時くらいまで待機。

そろそろアムトラックの接続バスが出ているターミナルまでタクシーで移動しよう。

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空港を出てすぐのタクシー乗り場。

寝ている運ちゃんをノックして起こして、乗せてもらった。

サンフランシスコの街中まで約30分の道中、運ちゃんが色々話しかけてくれたけど全然わからないので「ヨセミテに行くんです。」と言うと、グッドグッド言っていた。

この運ちゃんに限らず、アメリカの人はおしゃべりが大好きだ。旅の最中、本当に色んな人が声を掛けてくれたが、英語力不足で思うように交流できなかったのが悔しい。


ターミナルには明け方4時ごろ到着した。まだ真っ暗で肌寒く、バスの来る時間まで建物の中で待たせてもらった。
テレビではニューヨークの爆破事件のニュースが流れていた。

サンフランシスコは大丈夫かな?と少し怖かったが、やっぱりおしゃべり好きなおっちゃんが、「そんな荷物を背負ってどこへ行くんだ?」とか「トイレに行くから俺の荷物見といてくれ」とか話しかけてくれたので気が紛れた。

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時間になると大きなバスが来たので鉄道に乗るためにストックトンへと向かう。

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途中、アメリカに来て初めての朝日を拝む。

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時差のせいで久しぶりに太陽を見た気がする。ありがたやーありがたやー。

 

ストックトン駅に着いたら鉄道に乗り換え。二階建ての列車が来た。でかい!かっこいい!

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アムトラックの列車の中はWiFiが飛んでて、席にはコンセントも用意されており、快適だ。
バカでかい畑や、なーんもない原っぱといったアメリカらしい景色が新鮮で、列車の中は退屈しなかった。

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マーセドという街でまたバスに乗り込む。これが最後の乗り換えで、次に降りた時がようやくヨセミテだ。
もうお昼になってしまったが、キャンプ4の近くで降ろしてもらって、さっそくコロンビアボルダーを見にいった。

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これがミッドナイトライトニング!

マントルで落ちると、ランディングが岩盤になっているので、持ってきたクラッシュパッド一枚だけではケガをするかもしれない…

登るなら、誰かがトライしている時に混ぜてもらうしかなさそうだ。。

 

それより今夜のお宿を確保せねば!!

 

もうお昼なので、キャンプ4はフルになってたけど、ダメ元でレンジャーに聞いてみた。

僕の下手くそな英語に終始苦笑いだったが、空いてるキャンプサイトにテントを張らせてもらえることになった。

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キャンプ4は1泊6$。5泊なので合計30$。空港のシャワーに比べるとなんて安いんだ。

 

さて、寝れる場所が出来ればひと安心。早速キャンプ4のボルダーを楽しむことにした。

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巨大なワインボルダーのドミネイター(V12)なんかを見たりしながらふと気がつく。

めちゃくちゃ暑い!

 

でも登らずにはいられないので、ワインボルダーのすぐ目の前にあるコカインコーナー(V5)をトライしてみる。

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綺麗なカンテ課題だが、さすが花崗岩なだけあってシブい。足が悪い。
ひとまず置いといて、スラブ面を登るイニシャルフリクション(V1)に狙いを変更してみる。

こちらもグレードとは裏腹に、高さもあって全然油断できない。

初日にケガはしたくないので、慎重にトライを重ねていると人が来て、どうやら日本人の御一行のようだ。

話してみると関東から来られた4人組で、ハウスキーピングに泊まっているとのこと。

キャンプ4はシャワーがないので使いに来ていいよと、とてもありがたい言葉をくれた。

 

4人はキャンプ4の課題を見に来ていた様子で別の岩を見に行ったので、僕はトライしていた2つの課題をがっつり打ち込んでなんとか完登した。

ヨセミテのボルダーには、高さによる恐怖感やランディングの悪さがグレードに反映されてない印象を受けた。

それでもグレードなんて関係なく、カッコいい岩はカッコいい。

ひと目見て登りたいと思える岩を初日から登れて充実感を味わっているとお腹が減ってきたので、フードコートに行ってアメリカらしくバーガーを食べた。

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キャンプ4から歩いてすぐなので、非常に助かる。

 

今後、関東から来た皆さんにはとてもお世話になるが、この日はご飯を食べたらどっと眠気がきたので、ハウスキーピングには行かなかった。

まだ夜の8時ぐらいだったが、満天の星空を楽しんでからテントに入ったら、あっという間に寝てしまい長〜い1日目が終わった。

 

つづく

ヨセミテ 出発

やりたいことをやったる!と思い、即行動に移した結果がこのお一人様ヨセミテツアー。

 

7月にインターネットで航空券とバスと鉄道の予約をして、特に準備もせず「あっ、なんか1人で初めての海外とか不安になってきた…」と思い始めてきたところでいつのまにやら当日に。

もともと行き当たりばったりな性格な自分なので、この一人旅どうなることやら…。

 

長〜くつらつらと書いていきます。

 

まずは金曜日の夜、ピーチ航空で松山から関空へ。
次の便までは時間があるので、大阪で働いてる大学時代の旧友の家で一晩お世話になった。

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マメなところが大学から変わらない。

 

その移動中、マットに挟んだテントの骨を落としたらしく、翌日に捜索。
関空のインフォメーションで落し物として預かってくれていた。さすが日本。

 

土曜日の夕方から、エバー航空で台湾へ出発。

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初めての海外を、台湾ビールでひとり乾杯してトランジット時間をつぶす。

ビールのお供は、よくわからない豆がぜんざいのように味付けされており、米粉の麺が入ったもの。氷が入っており冷たくて、甘い。全然ビールと合わなかった。笑

 

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機内では映画鑑賞。
「世界から猫が消えたら」途中で寝た。
「me before you」 途中で寝た。

寝すぎて全っ然見れてないので、続きは帰りに見ることにしよう。

 

11時間搭乗して、ようやくサンフランシスコ空港に到着。
時差のせいでまだ土曜日の夜だ。
イミグレは30分以上の長蛇の列だったけど大したことは聞かれず、ヨセミテまで観光です、って言ったらすんなり通してくれた。

シャワーを浴びたくて、空港内のお高いシャワーを借りると25$!!ぼったくりか!!

まだ夜の10時。バスの出る明け方まで空港で待機だ。ヨセミテは遠い。。

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つづく

ジョーズにジョージ

スプリンさん、武蔵、うみんちゅ、ちょんのすけ、ねぼすけ

5人を無理くり一台に詰め込み、泊まりで帝釈へ。

 

エリアは初の岩谷。

ここのルート名は特徴的なものばっかり。

2日かけて名前も内容も濃いルートを、堪能させていただきました。

 

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現地でご一緒させてもらった広島の方々、山口の方々、ヌンチャクお借りしたり色々教えていただいたり、お世話になりました。

ヤナ兄さんのお誕生日と25年ぶりのカープの優勝、おめでとうございました。

 

今は全身程よい筋肉痛と指皮ヒリヒリ。

ええせっしょん

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やべっちに誘われて、aimのコンペに出てきました。

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目標は予選突破だったので、登りやすい高難度を狙って点数稼ぎ

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でも、最後の一騎打ちセッションの舞台には立てませんでした…ざんねん。

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エキスパートクラスの一騎打ちで最高に盛り上げたやべっち、優勝うぇーい♬筋肉定期うぇーい♬

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初コンペのヒビキは、ミドルクラスの一騎打ちで先にイチゲキされて物凄いプレッシャーの中、ムーブの迷子になって撃沈してた

カケルは早々にパキッってリタイヤ…

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オープン決勝は軽く人間を超えてました。

 

打ち上げの飲み会にもしっかり参加させてもらって、笑いすぎて腹筋崩壊しそうでした。

 

また、絶対行きまーす!