この木なんの木きになる木

ごそごそと開拓ごっこ

ヨセミテ 2日目

前日、20時に寝たので案の定4時くらいに目が覚めた。もちろん外は真っ暗。

夜になると空気はまぁまぁ冷えて、体感15度くらいかな?外に出て散歩してみると月明かりがとても明るくて、キャンプ4のすぐ側の巨大な岩壁がぼんやりと照らされていて神秘的だった。


30分くらい歩き回って二度寝したら8時を過ぎており、外はもうすっかり明るくなっていた。寝過ぎた!

もう少し寝れそうだったけど、いかんいかんと思ってテントから這い出し、飲み水もあるトイレで顔を洗って歯を磨く。

するとミッドナイトライトニングをトライしている人が見えたので行ってみると、関西からお越しの日本人がトライしていた。

 

トライしているギリさん、もう登れているトミーさん、女の人2人の4人組のパーティ。

声を掛けていただいたので、一緒にトライさせてもらうことにした。

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自分の人生で、この課題を触れる日が来るなんて思ってもいなかったので、とても感慨深い。

緊張か疲れか暑さのせいか、手汗がすごく気になる状態でトライを始める。

下部のムーブはすぐに解決して、問題はライトニングホールド取りだった。

意外と近い気はするが足は切れるし、左手がすっぽ抜けたり右手が良いところをはずしたりして止まらない。

ギリさんもやっぱり右手が良いところに決まらない様子だ。

何度も飛んでみるが、岩に日が当たり、指皮もヒリヒリし出して止まる気がしなくなってしまった。

途中で東京から来たというお二人も参戦。ミッドナイトは日本人に人気のようだ。

というか、そもそもボルダラーの姿があまりない。やはり暑すぎるからだろうか。


結局この日は敗退。ギリさんと明日の早朝にリベンジしましょうと約束をして別れ、遅い朝食に向かった。

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サンドイッチをモグモグ頬張り外に出ると、とにかく暑い。。とてもじゃないが、狙っている課題を登るような気温ではなかったので、思い切ってレンタル自転車に乗ってヨセミテ公園内を散策してみることにした。

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ブレーキはペダルを逆回転させる、という日本ではあまり見かけない自転車に手こずりながら、涸れたヨセミテフォールやミラーレイク、ハーフドームビレッジ、ハウスキーピングを巡る。
しかし周りはツアー客やファミリーだらけ。景色は確かに綺麗だけども何かが違うことをに気づく。
そして暑い…汗だくだ。お風呂が恋しい。。

 

レストのつもりが、なんだか心身ともに疲れをためてキャンプ4に戻ると、たまたま昨日会った関東からお越しのかずはさんと再会した。

シャワーのお誘いを再度いただいたので、今晩ハウスキーピングへ行くことを決めた。本当にありがたい!!
その前に、昼間の行動で自分には岩を登るしかないと悟ったので目標課題のひとつ、ブルースリー(V8)をトライしてみた。

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が、手汗が本当に止まらなくてろくにムーブも起こせず敗退という結果に終わった。
ヨセミテまで来てやることも絞れない僕は、こんなもんだ。

 

ハウスキーピングではシャワーだけでなくお酒も頂いたりして、人の優しさにしみじみしながらお喋りを楽しんだ。

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頂いた、シエラネバダの美味しいビール。

とにかく、うまかった!

 

また、偉大な岩壁に囲まれて、冷たく澄んだ空気と満天の星空を味わいながら帰るひとりの夜道は、この旅の中で非常に思い出深いものになった。

色んな想いに耽りながら、キャンプ4のテントに戻ってあっという間に熟睡した。

 

つづく